南方熊楠

上野の国立科学博物館で開催されている南方熊楠展へ。


母方の祖父の生家は、南方熊楠の家のすぐ近所(和歌山県田辺)で、祖父は熊楠のことを「いつも家の中で真っ裸でいるすごく変な人」だと思っていたらしい。祖父の家の土塀の一部に「動く苔」(熊楠の研究のメインテーマである、粘菌のこと)があると言ってよく見に来ていたという。

母によると、祖父は亡くなる寸前に、とつぜん熊楠のことを話し始めたらしく、「あの頃は随分と変人だと思っていたけれど、あとから考えると、希代の天才だったんだなあ」と語っていたそうな。


確かに、大英博物館時代に英国人に頭突きを食らわせて出入り禁止になったり、アメリカでも飲酒事件を起こしたり、事業で成功した弟に経済的には頼りっきりで大迷惑をかけたり、問題多き人だったようだけれど、驚異的な記憶力で何十冊という大量の本を暗記したり、ネイチャー誌に次々と論文を発表したりと凄い才能の持ち主だったようだ。


熊楠の情報収集方法は、現代のインターネットによる情報収集に非常に似ている、という分析がされていた。とにかく片っ端から文献や資料を読んで(ネットサーフィン)、ひたすら書き写し(コピペ)、必要に応じてキーワードごとにまとめる(検索)なるほど。やはり、展示会のキャッチコピーにあるとおり、100年早く生まれてきた天才だったのかもしれない。


国立科学博物館の年パスもあることだし、会期が終わるまでにもう一度行こうかな。


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by mitlan | 2018-01-03 23:18 | misc.

あちこち旅をしながら、働き、考え、遊ぶ日々を綴ります。料理教室(鎌倉 Whole Foods Studio、熊本 Native Foods)、講演のお知らせもこちらに載せています。
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